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第1298回 天文学教室談話会

日時

2010年12月06日(月) 15:00pm

場所

大輪講室

講演者

前林 隆之(東北大学天文学専攻)

題目

近傍宇宙の大質量早期型銀河における低光度AGNの活動性

要旨

 これまでの観測から、AGNとその母銀河の性質が密接に相関するこ と(Magorrian関係)が分かっている。しかし、この起源である物理 過程については、未だ観測的な制限はなされていない。こうした中 で、本研究の最終目標は、様々な銀河とそのAGN種族の相互作用の物 理を解明することにある。  この相関を生み出す要因として様々な物理過程が考えられるため、 まずは話がなるべくシンプルな(だと予想される)銀河とそのAGN種族 を見ることが望ましい。従って今回は、近傍の大星質量早期型銀河と そのAGN種族を対象とする。本研究には、以下の二つ研究が関係する。  Color-Mass Diagram(CMD)などを用いた観測的研究から、(A)近傍銀 河はCMD上で“Blue Cloud”と“Red Sequence”に分布すること、(B) 活動的なAGN(Seyfert)の母銀河は“Green Valley”に分布すること、 が知られている。そして、これは「AGN-feedbackが母銀河の星形成を 止め、母銀河が“Red Sequence”へ至る進化段階の異なるフェーズを 見ている」と解釈されている。しかし、大星質量銀河とそのAGN種族で ある低光度AGN(LINER)の解釈については、まだ議論の余地がある。  また、低光度電波AGN(RL-LINER)の観測的研究からは、RL-LINERが大 星質量銀河に多く、(A)母銀河に付随する高温ガスの降着で活動してい ること(Hot gas accretion)、(B)そのAGNから出たジェットが母銀河の 高温ガスにエネルギーを還元していること(Radio-mode feedback)、が 示唆されている。  本研究では、この二つの文脈を組み合わせ、“Red Sequence”にの っているLINERについて、その活動性の起源や、母銀河への影響を議論 したい。

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